青木亮さんのうつわ2
十年前の今日、河原町丸太町にあるギャラリー『草星』さんで手にした粉引き茶碗です。神奈川県藤野で作陶されていた「青木亮」さんの薪窯で焼かれた粉引きです。
正面1
正面2
初めて手にしたのが村木雄児さんの白磁茶碗、次に手にしたのが青木亮さんの粉引き茶碗でした。今日から十六日後の六月四日、その才能を惜しまれつつも旅立たれてしまいました。
ともに現代の生活陶芸を代表する作家で、その枠に捕らわれない自由な轆轤は見る人、使う人を心地好い世界へと誘ってくれます。本当ならば、互いに競い合うことで更なる新境地へと向かっていたことでしょう。いや、青木亮さんの魂は今でも村木雄児さんの中で生き続けているように思います。
土の表情を大切にする姿勢は今も変わらず、自由な轆轤は伸びやかさを増し生き生きとしています。肩肘を張らないそのうつわは、使う者をして嬉々とさせてくれます。
青木亮さんに憧れて集った若い作家たちは数知れず、今ではなくてはならない稀有な存在へと成長されています。
旅立たれたことは今でもショックなのですが、撒かれた種は着実に芽を出し葉を広げています。この先どれ程の花を咲かせ、実をつけるのかと思うと、ワクワクが止まりません。
そんな想いに後押しされるかの如く、こんな僕にも出航の時間が迫りつつあるようです。帆に受けた風を力に変えてまっすぐに舵を切っていきたいものです。
初めて手にしたのが村木雄児さんの白磁茶碗、次に手にしたのが青木亮さんの粉引き茶碗でした。今日から十六日後の六月四日、その才能を惜しまれつつも旅立たれてしまいました。
ともに現代の生活陶芸を代表する作家で、その枠に捕らわれない自由な轆轤は見る人、使う人を心地好い世界へと誘ってくれます。本当ならば、互いに競い合うことで更なる新境地へと向かっていたことでしょう。いや、青木亮さんの魂は今でも村木雄児さんの中で生き続けているように思います。
土の表情を大切にする姿勢は今も変わらず、自由な轆轤は伸びやかさを増し生き生きとしています。肩肘を張らないそのうつわは、使う者をして嬉々とさせてくれます。
青木亮さんに憧れて集った若い作家たちは数知れず、今ではなくてはならない稀有な存在へと成長されています。
旅立たれたことは今でもショックなのですが、撒かれた種は着実に芽を出し葉を広げています。この先どれ程の花を咲かせ、実をつけるのかと思うと、ワクワクが止まりません。
そんな想いに後押しされるかの如く、こんな僕にも出航の時間が迫りつつあるようです。帆に受けた風を力に変えてまっすぐに舵を切っていきたいものです。
by waninogena2
| 2015-05-19 10:41
| うつわ