清水善行さんのうつわ1
五年前、三重県丸柱にあるギャラリー『やまほん』さんで手にした小皿です。京都の童仙房で作陶されている清水善行さんの素朴でいて力強さ溢れる青灰色の須恵器です。
イメージ
おもて
うら
【須恵器】
古墳時代~平安時代にかけて日本でつくられた陶質土器。(祝部土器とも呼ばれる)青灰色をした硬質のもので、同時期につくられていた土師器とは色と質で明瞭に区別されている。朝鮮半島にその祖形がある。
日本で製作された還元焔焼成の硬質の焼物を指す。釉薬をかけた陶器との混乱を避け考古学では須恵器(すえのうつわ)という。保水性に富む利点から貯蔵容器として重宝された。
土師器までの土器が日本列島固有の特徴(紐状の粘土を積み上げる)を色濃く残しているのに対して、須恵器は全くことなる特徴(轆轤)を用いる。
【土師器】野焼きで酸化炎(酸素の供給が充分)によって焼成。800~900度と低温になるため強度があまりなく、表面は赤みを帯びる。
【須恵器】登窯と呼ばれる地下式・半地下式の窯を用いて還元炎(酸素の供給が不足)によって焼成。1100度以上の高温で焼き締めるため強度があり、表面は青みを帯びる。
清水善行さんの須恵器は、薄い作りにもかかわらず指で弾くとキーンと鉱物のような音色を奏でます。
古の生活の中にも同じ音色が響きわたっていたのかと思うと、現代に生きる僕もタイムスリップを経験してるようでなんだか嬉しくなってしまいます :-)
【須恵器】
古墳時代~平安時代にかけて日本でつくられた陶質土器。(祝部土器とも呼ばれる)青灰色をした硬質のもので、同時期につくられていた土師器とは色と質で明瞭に区別されている。朝鮮半島にその祖形がある。
日本で製作された還元焔焼成の硬質の焼物を指す。釉薬をかけた陶器との混乱を避け考古学では須恵器(すえのうつわ)という。保水性に富む利点から貯蔵容器として重宝された。
土師器までの土器が日本列島固有の特徴(紐状の粘土を積み上げる)を色濃く残しているのに対して、須恵器は全くことなる特徴(轆轤)を用いる。
【土師器】野焼きで酸化炎(酸素の供給が充分)によって焼成。800~900度と低温になるため強度があまりなく、表面は赤みを帯びる。
【須恵器】登窯と呼ばれる地下式・半地下式の窯を用いて還元炎(酸素の供給が不足)によって焼成。1100度以上の高温で焼き締めるため強度があり、表面は青みを帯びる。
清水善行さんの須恵器は、薄い作りにもかかわらず指で弾くとキーンと鉱物のような音色を奏でます。
古の生活の中にも同じ音色が響きわたっていたのかと思うと、現代に生きる僕もタイムスリップを経験してるようでなんだか嬉しくなってしまいます :-)
by waninogena2
| 2015-03-28 14:17
| うつわ