寒川義雄さんのうつわ1
七月九日、長野市内にあるギャラリー『夏至』さんで手にした薪窯焼成の堅手のうつわです。白磁かも知れません…。広島県で作陶されている「寒川義雄」さんの端正で情緒あるそば猪口です。
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高台
善光寺でお戒壇めぐりをして秘仏の御本尊とも結縁して来ました。真っ暗な回廊の中で前がつっかえて立ち止まっていると、追い付いて来た御老体にがっつりお尻を揉まれてしまいました…。極楽の錠前ではなくて申し訳ありません><
本堂を東に抜けると花時計と噴水のある公園内に『長野県信濃美術館 東山魁夷館』があります。ちょうど「白夜の旅」を開催していたので、故 東山魁夷画伯の視点を通して北欧四国の旅路を満喫してきました。お土産には白馬を模したクッキーを購入してみました。
ふたたび善光寺へと戻り、国宝級の仏像から庶民的な善光寺信仰の一端までの幅広い展示を心行くまで楽しみ帰路につきました。
さっそく熱い焙じ茶を入れてみました。手から伝わってきたのは、釉の表面を無数に走る貫入や灰が熔けて出来た自然釉による痘痕、指の痕などの作家の息遣いです。古いやきものへの憧憬もあるのでしょう。何故かニンマリしてしまうのでした :-)
追記 gallery夏至さんでは「吉田佳道」さんの個展 竹を編むを開催していました。会期は7.9~7.20までです。お茶の道具から脱衣籠まで幅広いラインナップでした。素材と正面から向き合い編み出した作品の数々と初夏のひとときを楽しんでみては如何でしょう。
by waninogena2
| 2015-07-11 11:12
| うつわ