初夏の東京アート散策
翌日から江戸の風物詩「浅草寺のほおずき市」が始まります。風流と無縁な僕は、やわらかな風吹く東京の街を乱れる歩幅もなんのその、テクテクヨタヨタと六本木、麻布十番、表参道界隈をこれでもかと歩き回って来ました。
街中に突如としてスペースシップが舞い降りたかのような黒川紀章・日本設計共同体が設計した奇抜な美術館です。降り注ぐやわらかな光と思わず踏みしめたくなるウッドデッキ、各所に配置されたデザイナーズチェア、窓から飛び込んでくる樹々のみどり、外観からは想像だにできない居心地の好い空間なのです。平日にも関わらず街の喧騒を離れたい人々が集えるやさしい空間がそこにありました。ランドスケープとしての快適な建築物です。
六本木にあるmuseum『国立新美術館地階 SFTギャラリー』で開催中の「うつわ かたち」展を東京アート散策のはじまりの一歩としてみました。
【うつわ かたち】
会期 2016 6.29(水) ー 8.29(月)
営業時間 10:00 ~ 18:00(金曜日のみ20:00まで)
場所 国立新美術館地階 SFTギャラリー
SFTギャラリー奧のセレクトショップで生活感のあるポップアートを買いました。これがあれば美味しい水をゴクゴクと飲めそうです。ぼさぼさの頭に洒落たストローハットをのせて映画「リバーランズスルーイット」に想いを馳せてみました。が、姿見に映った僕はと言うと愚鈍な少年のような顔を覗かせていたのでした、、、
二歩目に選んだのは、西麻布にあるgallery『桃居』さんには数年ぶりの訪問です。「西川聡」さんの個展以来でしょうか。「竹内絋三 田淵太郎 二人展」は初日と言うこともあり二人の作家さんも在廊されてました。物腰やわらかく透明な声で説明をして下さる聡明なオーナーの「広瀬一郎」さん、豪快な外見と違って繊細でいて丁寧且つリズミカルな仕事をされる「竹内絋三」さん、寡黙な見た目から放たれる豪快でいて丁寧且つ重厚な仕事をされる「田淵太郎」さん、ほんの僅かですがお話できました。初日とあって次々と来店されるので独り占めするわけにはいかないのです><
【竹内絋三 田淵太郎 二人展】
会期 2016年7月8日(金) → 7月12日(火)
営業時間 AM11:00 → PM7:00 会期中無休
場所 桃居
『六本木ヒルズ展望台』で開催中の「ジブリの大博覧会」で販売されている限定15,000setの切手シートが欲しかったのですが、物販のみの利用は不可と言うことで断念しました、、、他にも行くところがあって暢気にジブリに浸る訳にはいかないのでした。『アート&デザインストア』にあった「志村観行」さんの作品が気になりました。気になる作品に出会えたことが此所での収穫です。
TSUTAYA・STARBUCKSでカフェモカショートのiceをゴクゴクと一気に飲みほし、路地裏で偶然に見つけたgalleryで無名作家の四人展をフムフムと鑑賞し、麻布十番の老舗『浪花屋総本店』で鯛焼きセット(ほうじ茶)をハフハフと完食し、東京メトロでススイと神宮前にあるgallery『Zakka』さんへ道に迷いながらもたどり着き、最後に美味しい冷菜とメインディッシュでお腹を満たした僕は何歩目かも忘れてガタンゴトンと帰路に着くのでした。チャンチャン :-)
by waninogena2
| 2016-07-08 21:56
| 展示