ナカオタカシとクロヌマタカトシの展示1
夏の風物詩である浅草寺ほおずき市、終えた途端にお盆の準備で皆がワタワタしはじめます。漢字で書くと鬼灯、実が紅く怪しげな提灯のような様からだそうです。きゅうりの馬と、なすの牛を精霊馬としてご先祖様の乗り物に、ほおずきを道を照らす提灯として使って貰いましょう。決してご先祖様の代わりに乗ってはいけません。
東京アート散策の第二章は、西荻窪にあるgallery『みずのそら』さんからスタートです。
gallery『みずのそら』で開催中(本日が最終日、、、)の「浮遊 ナカオタカシとクロヌマタカトシ」展に行ってきました。差し込む光と仄かな灯りだけの展示スペースに二つの個性が重なり時間を共有していました。クスノキの彫像やオブジェには古から繋がる時間の色が塗られ、FRPのくすんだ透明感は降り積もる時間のように空間を浮遊していたのです。技術的なことは分かりません。が、感じることは出来ます。五感を通してビリビリと言うよりは、スーッと染み込んでくる感じです。静かな生命感を感じました。
「クロヌマタカトシ」さんの装身具を一つ購入したので後日UPします。「ナカオタカシ」さんは八月に埼玉のgalleryでアクセサリーの三人展があるそうです。三人のうちの一人は、なな、なんと、あの内田鋼一さんです。これは楽しみが一つ増えました。
西荻窪駅に戻る道すがら、gallery『ブリキ星』とgallery『魯山』で気配を殺しながらウィンドウショッピングを楽しみ、次なる目的地である町田へと電車をガタンゴトンと鳴らしてみました。
本日の締めくくりに訪れたのは、町田市にあるgallery『ももふく』さんで開催中の「郡司庸久 郡司慶子展」です。栃木県益子町で、庸久さんが轆轤成型、慶子さんが装飾するスタイルで活動されています。民芸的な飴釉や異国情緒溢れる絵柄が定番としてある中で選んだ白釉リム鉢です。こちらは庸久さんの成型によるモノで、慶子さんの装飾は施されていません。破れや梅花皮、鉄粉が景色に花を添えてくれています。
連休を利用しての東京アート散策、収穫したモノは言葉に尽くせぬほどの人のぬくもりでした :-)
by waninogena2
| 2016-07-10 17:28
| 展示