竹内紘三さんのうつわ1
七月八日、西麻布にあるgallery『桃居』さんで手にした真珠のようにきめ細かいテクスチャーの白磁です。兵庫県加東市で作陶されている「竹内紘三」さんの手によるマットな地膚に掛かったトロリとした釉薬がうつくしい蕎麦猪口です。
リズミカルな高台の削りはカッターによるものだそうです。硬い磁器を削るとあってあっと言う間に刃がボロボロになりその都度交換しています。刺身の切り口がとても大切であるように、竹内紘三さんの器にはカッターによるシャープな切り口がとても大切な意味を持つのだそうです。高台に慎ましやかに押された押印が作家の性格を表しているようです。
インテリジェンスな雰囲気を醸し出してした黒のオブジェも素敵でした :-)
by waninogena2
| 2016-07-23 15:15
| うつわ