クロヌマタカトシさんのオブジェ1
台風、台風、台風、去りゆく姿に安堵したのも束の間のまさかまさかの猛威を奮った温帯低気圧に愕然としています。「南風月」とはよく言ったものですね。。。燕はちゃんと去れたのでしょうか、雁はちゃんと来れるのでしょうか、葉っぱは落ちても月は見えません目頭が紅く染まるばかりの葉月から長月へとうつりゆく九月の始まりです。寝ても覚めても蛙の大合唱、そんな季節の到来です。
七月十日、今更ですが、西荻窪のgallery『みずのそら』さんで手にした「クロヌマタカトシ」さんの装身具です。幹の周囲が10㍍を超すモノも珍しくない楠から削り出したちいさなちいさな三日月のブローチです。こんもりとした樹形とは真逆のスーッと伸びた彫形が美しく、ザクザクッとした鑿痕に手塗りの古色が相俟った晒された風の記憶に心奪われます。
月の切っ先にドライフラワーの花束を吊るして楽しんでいます :-)
by waninogena2
| 2016-09-09 10:07
| オブジェ