荒川尚也さんのうつわ2
冬の気配を素肌で感じる木枯らし一号が吹きました。世界各地に吹き荒れたトランプ一号の余波にもブルブルなのです。なにごともありませんように。
八月十九日、恵比寿南にあるgallery『Farmer's Table』で手にした吹きガラスのうつわです。京都府船井郡京丹波町で活動されている「荒川尚也」さんの清涼感溢れる蕎麦猪口グラスです。
流星のように散りばめられた気泡が朝の透明な日差しを受け止めてやさしく拡散してくれます。
十年くらい前になるでしょうか。真夏の暑い工房で一心不乱にガラスと向き合う荒川尚也さんの真摯な姿が思い起こされます。炉から吹き出す熱風に滝のように吹き出す汗、ジリジリと焼けるような環境の中で生まれてくる冷たく澄んだグラスやオブジェに夢を見ているようでした。
初夏から晩秋にかけて瑞々しく膨らむ無花果を添えてパチリと記念撮影してみました :-) ウツクシイ
by waninogena2
| 2016-11-09 18:42
| うつわ