菊地勝さんのうつわ1
昨日、寒風の荒ぶ帰り道にいつものようにスーパーで何の気なしに買い物をすると、ななっ、なんと、税込¥777、うるわしのラッキーセブン、小さな幸せ見つけました ;-) スリーセブン
十月八日、東京都目黒区の碑文谷にあるgallery『宙』さんで手にした大きめの粉引マグカップです。山梨県北杜市で作陶されている「菊地勝」さんの漆喰のような優しい表情と抽象絵画のような掛け分けが素敵なうつわです。
還元焼成により一層澄んだ世界が表現されています。酸化焼成のうつわからは砂漠に舞う熱砂のような暑い世界でした。
白化粧の薄く掛かった部分から覗く胎土が白景色に変化を与え、石はぜやヒビが経年した漆喰を連想させてくれます。見込みに掛けられた灰系透明釉は外側にまで広がりデザインの一部として取り入れられ、二ヵ所に配置された円い灰釉がより複雑な抽象世界へと誘ってくれます。ここまでの仕掛けを施しながら、デザインや絵画を勉強されてないのが驚きです。素材と真摯に向き合う中で自然と研ぎ澄まされて来たのでしょう。
一幅の絵画に捺されたような刻印から作家の作品に対する想いが伝わってくるようです。
僕のちっぽけなイマジネーションを豊かに掻き立ててくれるものが傍にあるとゆう小さな幸せに感謝です。幾つもの小さな幸せを積み重ねることで僕の人生は成り立っています :-)
by waninogena2
| 2016-12-19 14:54
| うつわ















