東京は台風一過。北関東はノロノロ台風で影響が長引いている。東北はこれから。。それでも街は動いている。目の前の通りを歩く人も昨日より多め。笑顔の人もいる。
柞灰釉汲み出し W93 H66
今春、東北芸術工科大学の修士課程を修了し、学生時代を過ごした山形の地において陶芸家としてのスタートを切った。卒業制作では周りがアート色の強いオブジェ等を次々と発表する中で、敢えて日々の暮らしに根差した実用的な器を発表している。その実直な眼差しは何処へと向けられていたのだろうか。
一本の櫂を片手に握りしめて大海へと漕ぎ出したちいさな舟は何処へと向かっているのだろう。
現在、彼女が見ている光景がこの夏、銀座のうつわ屋 fragile において見ることが出来ます。どうぞ新進気鋭の陶芸家・鈴木美雲さんの今をご高覧下さいませ。
ざっくりと伸びやかな轆轤と朴訥で力強い釉調。有り余る勢いを内在させた作品からは成長の余白が見て取れる。
山形でスタートを切った陶芸家・鈴木美雲さん、益子に地盤を築いた陶芸家・芳賀龍一さん、鈴木美雲さんの恩師であり、芳賀龍一さんの大学での先輩にもあたり、後進を世に送り続ける彫刻家・深井聡一郎さん、三者三様の今を同時に体感出来るとても贅沢な展示です。僕もひそかに楽しみにしております。
こちらのうつくしい写真は、銀座のうつわ屋 fragile さんのHP から勝手に抜粋しております。汗
この夏の締め括り、敢えて溢れる熱量を求めて出掛けてみては如何でしょう :-) アツイ
by waninogena2
| 2018-08-09 16:28
| うつわ