冷たい秋雨の降りしきる昼下がり、身震いしながら雑務をこなしていました。定休日と知らずにドアを開けてくださるお客様もあってなんとなく賑やかな一日に。届いたばかりの荷を解く時間は只々器屋冥利に尽きるの一言です。
ここからは、9月18日に持ち帰った益子の陶芸家・鶴野啓司さんの作品の紹介です。
酒器5種です。しっとりと艶のあるものを中心に。胎土と釉薬の融け合う姿に色気を感じます。
秋の細くやわらかな雨音を摘まみに、ぬる燗あたりでぐぐいといきたいもんです。
益子ぐい呑
W81 D74 H40
粉引ぐい呑
W59 D60 H46
紅葉手ぐい呑 sold out
W64 D64 H43
白化粧ぐい呑
W70 D69 H47
白化粧灰釉猪口
W72 D73 H64
鳥の雛のようにふっくらした片口4種。
可愛いらしいフォルムと泥臭い表情の息を呑むバランス感覚。掌に収めたくなる絶妙サイズは日々の晩酌に。
白化粧片口
W93(注ぎ口含む) D88 H73
粉引片口
W83(注ぎ口含む) D76 H66
益子土片口
W93(注ぎ口含む) D86 H60
白化粧灰釉片口 sold out
W100(注ぎ口含む) D89 H83
その他の器3種。
白瓷碗に掛けられた灰釉は、敢えて動き難いものを用い、表面に現れる気泡痕をそのまま表情として。ちいさなクレーター状のそれは、光によってかすかな陰影を器肌に残し、表情に奥行を与えている。
白瓷灰釉碗
W108 D113 H58
益子土長石釉平鉢
W162 D161 H39
刷毛目角皿
W146 D150 H15
by waninogena2
| 2018-09-27 16:19
| うつわ