塩鶴るりこさんの陶展 - 食の記憶 - 3
塩鶴るりこ陶展5日目は、たたらによる丸皿・角皿をご紹介します。
轆轤を使わずに薄く伸ばした陶板を型に押し当てて槌で叩きながら形にしていきます。型から外すときに生まれる揺らぎが光をやわらかく反射してくれます。
三島の特徴として、うつわの表面を彫り込み白土を埋める象嵌技法があります。塩鶴るりこさんの三島の一つに、磁器土で作った櫛目紋様の丸印を押し当てて出来た無数の穴に磁器土を埋めたものがあります。陶土と陶石の融合と窯変が生み出す表情がおもしろくてつい魅入ってしまうのです。
丸皿が多い食卓に一つ加えるだけで、テーブル上に変化を与えて楽しくさせてくれるのが角皿です。
by waninogena2
| 2018-10-31 18:39
| 展示