山口和宏さんのうつわとアンティーク
季節外れの陽気の続く水曜日。オープンと当時に、遠方からお客様です。何やら朧気な会話がGloryから箒星へとポロポロこぼれ落ちて来ます。

リム□皿(栗)/山口和宏

レーマー杯(レーマーグラスとも)

15~16世紀頃からドイツで作られるようになり、次第にオランダにも伝わり広がったそうです。一般的に太いステムと卵型、あるいは樽型のカップ部分からなるワイングラスを意味します。ステム部分に施されたプランツ(滴型記章)と呼ばれる突起状の飾りは、食物を鷲掴みした油だらけの手でもグラスが滑らないように工夫されたものだと言われています。
大家さんからは、何故か間違い電話が掛かって来て。どうやらお隣のカフェで水道に問題が起きていたようです。。間もなくすると玄関口に佇む配達員から暖房器具を渡されて。明日あたりから使えそうな気もします。
いつもと変わらぬ何気ない普通の水曜日のはじまりです。

W242 D178
福岡県うきは市吉井町で制作されている木工家・山口和宏さんの木の皿です。今夏、同じ吉井町内にご家族でjingoro cafeをオープンされました。
緻密に計算されたシンプルな形は、乗せるものの洋の東西を問いません。木肌と手跡を生かした素朴な表情は、使い込む程に深みを増していくのです。
日々のパン皿として馴染ませた後、サラダ、肉料理へと移行することをお薦めします。最終的に何でもござれの万能皿へと変遷する様をお楽しみ下さい。フォークやナイフの傷も気にすることなく、ガシガシ使うことで取って置きの一枚に仕上げてみては。

ドイツ 1800年頃 Φ61(高台) H127


(Gloryの店主談+幾つかの文献より)
コルクスクリュー/イギリス 1900年頃
W91(ハンドル部分)
D113(ハンドル~スクリュー先端)
ハンドル部分に難あり
おまけ
イギリスから持ち帰った古い木製どんぐり型オブジェ
by waninogena2
| 2018-12-05 11:10
| うつわ