平松壯 陶展 2 - 継ぎもの -
11月30日に始まった今展もようやく折り返し地点です。継ぎものも含めてまだまだ見応えのある内容となっております。平松壯さんにとって2019年最後の展示と言うこともあり、色々と追加して下さっております。
12月7日、8日は表現者・平松壯さんが再び在廊されます。美味しい日本酒を酌み交わしながら、作品談義に花を咲かせてみるのは如何でしょう。

大胆な継ぎが施された粉引小服茶碗です。

口縁に小さなキズが多くポロポロと剥がれていくのを防ぐ為に、口縁全体を金属で覆っています。唐物の天目茶碗によく見られる継ぎで覆輪と呼ばれます。
一般的なフラットな直しでなく、敢えてボリュームを入れてふっくらと仕上げています。お気に入りの仕覆に入れて旅先で一服したいものです。
小福に福輪、福福とした縁起物としても楽しめそうですね。
by waninogena2
| 2019-12-03 14:10
| 展示