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市川孝さんのうつわ1

二十三日、西荻窪にあるgallery『魯山』さんで手にした素朴でいて温かみのある南蛮焼〆です。滋賀県伊吹山の麓で作陶されている「市川孝」さんの手による土瓷(はじ)の小さな壺です。味わい深い木の蓋も手彫りして作られています。

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イメージ
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正面
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背面
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側面1
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側面2
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口縁
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底面

滋賀県坂田郡伊吹町、現在は平成の大合併によって米原市と名称を変えています。その地に倒炎式薪窯を築き、窯の内部を安定させて熱効率をよくすることで、やわらかでいて地味溢れる作品が生まれてくるのです。

一般的には最高温度に達するまで勢いよく炎を上げ続けて強い火で一気に外側をカリッと焼きます。この場合、土の性格によっては中がミディアム状態になることもあるようです。
この土瓷の場合、炎が最高温度に達するまでに窯の内部温度を上げ下げしながら熱を全体に通して器の正面と背面の温度を一定化させながら内側までジンワリと焼くのだそうです。前者の焼き方だと使われている土の繊細な性格上、変形したり崩れてしまいます。使う土の性格によって窯や焼成方法を変えているのです。

就寝前に太くて大きな薪をくべて蓋をします。そうすると、内部では一端温度は上がるものの明け方を迎える頃には火が落ち着いてその後下がっていきます。
煮物に味を染み込ませるには火を止めて一端冷まします。焼物でも味わい深いものにする為に冷ましていくのです。一度の火入れ(7~10日間と言っていたような…)の中で幾度も熱し冷ますことによって必然性と偶然性を宿した変化ある面白いモノにしているのでしょう。

市川孝さんの誠実で凛としたその真摯な姿勢は、そのまま作り出される器にも表れている気がします。コツコツと丁寧に積み上げられていく時間に包まれながら:-)








by waninogena2 | 2016-04-27 09:33 | うつわ | Comments(0)

平澤まりこさんと井藤昌志さんのコラボレーション

三月四日、松本市内にある井藤昌志さんが展開する『LABORATORIO』にある井藤昌志さんのセレクトショップ「the BOX SHOP」で手にした贅沢なコラボレーション作品です。東京で活動されているイラストレーター・平澤まりこさんの手によるイラスト原画と、松本市で制作されている木工作家・井藤昌志さんの手による額縁です。

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ラボラトリオにて
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包装
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正面
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背面
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側面1
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側面2
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拡大


購入した際、額縁の底には深く亀裂が走っていました。そこから約五十日とゆう時を経てようやく手元に届きました。補修ではなく一から作り直して下さったことに感無量の思いでいっぱいです。果報は寝て待てとはよく言ったものですね。

小さな道化師たち、馬の玩具になにを想いながら戯れているのでしょうか。ショーに向けたレッスンに励んでいる途中なのでしょうか。黄色い衣裳に黄色い塗装、赤い衣裳に赤い塗装、道化師も作家も二人の息はピッタリなのです。

日々の疲れを癒してくれるモノが家の中にまた一つ増えました:-)










by waninogena2 | 2016-04-24 18:28 | オブジェ | Comments(0)

市川孝さんの展示1

本日、西荻窪にあるgallery『魯山』で開催中の「市川孝」さんの個展に足を運んで来ました。二度目の訪問の魯山は、現代作家の器から古器まで揃える素敵なgalleryです。一度目は六年前の常設展示だったような気がします。


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曼瀾古樹茶
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入口
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展示1
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展示2
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展示3
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市川孝さん
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イメージ
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作品を一つ一つ手に取りながら愛でていると、市川孝さんご本人が曼瀾古樹茶とゆうプーアル茶(だと思います)を丁寧に淹れて下さりました。茶葉と一緒に入っている紙に印刷された百年樹人とゆう中国の格言の一節を眺めながら口にした一杯はまた格別でした。「樹を育てるには十年、人を育てるには百年云々かんぬん」と言った内容だったような。笑
器もさることながら、お茶の薫りは口いっぱいに広がり爽やかな甘さは鼻を抜けていきます。人も器もお茶も春の日差しのような温もりでほっこりとした時間を過ごせました。

茶の話や土の話、窯の話もして下さったので次の作品紹介で綴ってみます。内容を覚えている間に頑張ってUPします:-)






市川 孝 個展
2016年4月23日(土)ー5月1日(日)
11:00ー19:00
22日(金),26日(火) お休み


by waninogena2 | 2016-04-23 20:41 | 展示 | Comments(0)

望月計男の回顧展1

十五日、大田区鵜の木にあるgallery『Hasu no hana』で「回顧展 望月計男とどうぶつたち」を観て来ました。

2013年、78歳にして鮮烈デビューを果たし、79歳にして急遽された謎の爺こと版画家「望月計男」さんの初の回顧展です。

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外観
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視線の先
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新緑

前回訪れた「岩谷雪子」さんの個展の隅にあった画集を購入したのが望月計男さんを知ったキッカケです。年齢を感じさせないその瑞々しいタッチに一気に引き込まれたのをハッキリと覚えています。

具象とも抽象ともつかぬその造形力は観るものの空想力を膨らませ、感覚的に調合されたその色彩力は一瞬にして夢の空間へと惹き込んでくれることでしょう。幼少期に夢中になって読んだ絵本や童話にワクワクしたように。

商業作家と違って数を刷ることをしなかった(らしい)こともあり、こうして作品の数々が一堂に会することは稀なのです。同じ版を使いながら一枚一枚がその時々のインスピレーションによって世界観を一転させています。そこも魅了される点であり一期一会を感じてしまうのです。

現在、手に入るものとして僕の中で悩んでいる一枚があります。縁を繋ぐも切るも全ては自分次第と分かっていながら何も分かっていない僕です。。う゛ーん

帰り道、多摩川沿いの一駅分を歩きました。春の涼風に吹かれながら、穏やかな川の流れ、鮮やかな新緑、路に遊ぶ禽、ジョギングやサイクリングに勤しむ人に目を楽しませて貰いました。「岩谷雪子」さんもこの路で摘み草をしたのかなと淡き想いを馳せながら、僕も心の中で拙く摘み草をしてみました。

この路は何処まで延びて往くのでしょう:-)




「回顧展 望月計男とどうぶつたち。」
2016年4月8日(金) ~ 5月1日(日)
月・火・土・日 → 12時 ~ 18時
水・金(ナイトギャラリー) → 15時 ~ 22時
木曜定休日 / 入場料:400円


by waninogena2 | 2016-04-16 11:41 | 展示 | Comments(0)


文京区千駄木にある現代作家のうつわのギャラリー 箒星+g のブログ。目に、手のひらに、そして気持ちに。日々の生活の中にある心地好いモノ達。


by houkivoshi

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