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その先にあるもの

近頃、いつも灰色の空を眺めながら道を探している。それが正しいのか否かも分からないままに。浮かんでは直ぐに消えてしまう、儚い光に照らされた小さな道標。

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2018年、東京のとある場所に器とアンティークのお店を立ち上げます。僕たちに何が出来るかなんて分からないけれど兎にも角にも一歩踏み出してみます。青い空へとつづく道標を求めて。

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by waninogena2 | 2018-02-24 23:35 | 旅行と散歩 | Comments(0)

甲賀+伊賀のアートな旅路2-2 丘の上のmamma mia 編

胃袋を満たされた僕たちは、道の駅をあとにして国道1号線をひたすら南下。僅か20分足らずで宿場町の一つ関宿の静かな空気に包まれた。風はあるものの雨を辛うじて落とさない灰色の広がる昼下がり。無料の観光駐車場に車を停めて一時のタイムスリップを楽しんだ。

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2月2日、関宿に佇む古民家を利用したgallery『而今禾』へ。観光駐車場の脇にある足湯を横目にするりと町の中へと入り込む。幾重もの雛壇を飾り立てる古民家。東海道関宿銘菓・関の戸の看板をすり抜け背中を小さく丸めながら歩を進めた。

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最後にここを訪れてからどのくらいの月日が経ったのだろう。引き戸をからからと滑らせると懐かしい空間が瞳の中に甦る。緊張と解放の入り交じった不思議な空間。障子を開けると暖かな風が土間へと流れ落ちてくる。主となる居間はゆったりとした展示空間。土間を挟んだ急階段の先には現代と過去の交錯する天井桟敷。

ここでは、今日の空を写し取ったような堀仁憲さんの灰青色の小鉢を。写真はそのうちUPします。。

限られた時間の中での立ち回りは常に慌ただしく、足湯に浸かるのも忘れてこの旅の相棒Blue PASSOへと乗り込んだ。

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次の目的地である木工とgalleryとpatisserieを手掛ける『mamma mia』へ。 小さな丘の上に建つ小さな木造校舎に川端夫妻が内装を施した素敵な空間。

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使い込まれて艶の出た木の椅子に腰を落とす。溜め息の出るような至福の一時の過ごしていると、もう他の場所には行きたくなくなってしまった。なので、ここが本日の最終目的地。

物腰やわらかな店員の微笑み。濃厚なシュークリームにあたたかな飲み物。やわらかな空間にそっと流される心地好い音楽。瞼を落として虚ろな夢の中へと引き込まれたなら他に何が居るのだろう。

落として瞼を引き上げると見える坂道を下りてゆく小学生たち、老犬の散歩をする腰の曲がった老人。目に映るもの全てに癒された。

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さあ、空に光が残っているうちに宿へ戻って明日に備えよう。今夜は良い夢が見れそうだ:-)スヤスヤ








by waninogena2 | 2018-02-12 13:37 | 旅行と散歩 | Comments(0)

甲賀+伊賀のアートな旅路2―1 宿場町の木工家 編

紙の上を筆で引いたようにスッと伸びてゆく東海道、紗が掛かりやわらかな光に包まれた山々、薄水色の絵の具と混ざり合う灰色の空。昨日とは打って変わり足回りが軽くなったターボエンジン未搭載レンタカー。「さあ、往こう。お前が頼りだ Blue PASSO 」

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歌川広重 「東海道五十三次 土山」


2月2日、甲賀市土山で制作されている木工家の工房へ。道に迷うことなく目的地へ到着。恥ずかしながらこの旅で知ったのですが、土山も朝宮と同じく茶所の一つ。宿場町でもある町並みは素朴で風情ある赴き。ゆっくりと歩いてみたい場所がまた一つ。

挨拶を交わしてすぐ居間へと通される。キューブのような四角い空間に置かれた簡素なローテーブルと三脚の小椅子。木目のうつくしい板張り天井から垂れた吊り電球に素朴な木工ランプシェード。視線を落とすと整然と並べられた急須や汲み出し、菓子皿など小さな茶会道具一式。前方に視線を上げると漆喰の下塗り材のくすみの中に、植松永次さんの花入れが一つ掛けられている。どうやら僕たちは、森閑たる感性の園へと呼び込まれてしまったようだ。

フランスのフレーバーティーとpatisserie miaの焼菓子で口を遊ばせながらも次第に熱を帯びてゆく三つ巴トーク。何処で気が緩んだのか脱線話を繰り返す僕。始末に負えないとは正にこのこと。


木屑の香りで満たされた工房に差し込んだ静かな光。奥でふわっと浮かび上がる家具制作用の機械たち。見ればその人の技量が分かるとまで言われるうつくしい道具たち。全てはこの場所から生まれてくる。大人トークを交わす僕らの傍らで、かわいいアーティストの卵が無邪気に木屑と戯れていた。

「秋に東京で再会しましょう。」と言葉を残して別れを告げた。僕たちが見えなくなるまで手を振ってくれた作家とその家族に感謝。


次の目的地に向かう前に立ち寄った『道の駅 あいの土山』。モチモチの黒米うどんとサクサクの八穀おこげがセットになった黒影米うどんに舌鼓。

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歌川広重 「東海道五十三次 關」

さあ、東海道五十三次49番目の宿場町・土山宿の次に向かうのは、47番目の宿場町・関宿。甲賀から伊賀へと続く忍びの里アートドライブ :-)ニンニン








by waninogena2 | 2018-02-09 18:32 | 旅行と散歩 | Comments(0)

甲賀+伊賀のアートな旅路1 六花舞う茶のみやぐら 編

くすんだ水溜まりに薄墨を落としたような灰青色の空が広がっている。最強寒波の襲来のせいか雪曇の京都市内は閑古鳥が鳴いていた。僕たちはレンタカーに乗り込み、シフトレバーをDレンジに入れてゆっくりとアクセルを踏み込んでいった。

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2月1日、甲賀市信楽町で作陶されている陶芸家の工房へ。しんしんと降り積もる雪の声に耳を傾けながら境内で挨拶を交わす。普段使っている胎土や型のある作業場では、近づく納期に合わせて急ピッチで制作が進められていた。そんなことなどお構い無しに丁寧に案内をして下さる。居間に通されるとお茶菓子まで出てくる有り様。ほんとうに有り難い。有り難くて涙が出てくる。

あーだこーだと会話する大人を尻目に、歯固めの代わりなのか父の器を小さな掌に包み込んで無心で食む姿に癒される。いつだって純粋無垢でキラキラな瞳は最強だ。

限られた時間の中で、現況、方向性、展望などを事細かに伺う。「それでは2020年に。」と謎の言葉を残して次なる目的地へとハンドルを切った。

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いつも意外な方向から斬り込んで来る人がいる。独自の切り口はイマジネーションに溢れていて柔軟性に富んでいる。こんな文章が綴れたらといつも感心しながら拝見していた。何も連絡することなく気配を消して忍び足で店内へと飛び込んだ。

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この旅では、ポケットから手を出すのが億劫なのか、シャッターを切る回数がいつになく少なかった。なので、写真も少ない。

場所は、日本最古の茶産地とも言われる霧深い山地にある信楽町朝宮。自分たちで育てた茶葉を自分たちの手でお客様にお届けするスタイル、所謂、自園自製自販。『㈲茶のみやぐら』の若主人こそこの日最後の目的地。

プリン3兄弟とネーミングされた中からほうじ茶と煎茶を選んだ。少し固めの生地、鼻に抜ける香り、口に広がる味、後味すっきりな大人プリン。

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HPより抜粋

若主人の煎れた煎茶よりも熱い陶芸談義。結局はご家族を巻き込んでの器談義。唯一の心残りは、ここの御主人と話せなかったことくらい。兎にも角にもぬくもり溢れる一時を過ごせた。

帰り際、日常使いの朝宮煎茶と煎茶を焙じた実生在来ほうじ茶を。僕の家族は喜んでくれるだろうか。(後日、ティファール100度の熱湯を注いであちちあちちと言いながら、香りが良い香りが良いと騒ぐ母。。70~80度と言っても聞かないのだから熱いのは仕方ない。香りは飛んでいるはずなのだが喜んでいるのだから良しとしよう。)

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ここから甲西にある宿までおよそ50分。ナビの不具合を言い訳に迷いに迷って到着予定よりも60分オーバー。京都府綴喜郡宇治田原町を経由、滋賀県大津市大萱にある瀬田駅を経由した次第。。

明日は、次なる目的地の甲賀市土山町へ :-)タビハツヅク








by waninogena2 | 2018-02-08 14:01 | 旅行と散歩 | Comments(0)


文京区千駄木にある現代作家のうつわのギャラリー 箒星+g のブログ。目に、手のひらに、そして気持ちに。日々の生活の中にある心地好いモノ達。


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