人気ブログランキング |

すずきたもつ 陶展 - 僕は立体が苦手だった -

箒星に於いて12月14日(土)から、陶造形家・すずきたもつさんの個展を開催します。


造形家としての感性を存分に落とし込んだ食器やオブジェなどの作品をどうぞお楽しみください。

すずきたもつ 陶展 - 僕は立体が苦手だった -_f0351305_09365447.jpeg
すずきたもつ 陶展 -僕は立体が苦手だった -

会 期:2019年12月14日(土) − 12月22日(日)

時 間:11:00 - 18:00

休 廊:19日(木) / 最終日 17:00まで

在廊日:14日(土)、15日(日)、21日(土)


すずきたもつ 陶展 - 僕は立体が苦手だった -_f0351305_09493756.jpeg


受験の日もそうだったように平面の方がなんとなく思い通りに描けた。どちらかと言うと立体をつくることは昔から苦手だった。


このことが逆転し始めたのはいつの頃だろう。芸大時代を振り返ってみても当初はまだ平面が好きだった。そんな僕が今では造形作家と名乗っているのだからなんとも面白い。


今回、初めて陶のランプシェードに挑んでみる。あたまの中に生まれたイメージをどう形にしていこう。この感覚こそが僕のたからもの。


文・店主









# by waninogena2 | 2019-12-11 09:33 | 展示 | Comments(0)

平松壯 陶展 - 後記 -

継ぎものをテーマに展開した平松壯 陶展は、12月8日(日)を以って無事に閉幕いたしました。表現者・平松壯の今後に繋がる展示になったことを大変嬉しく思います。
平松壯 陶展 - 後記 -_f0351305_17262005.jpeg
歴史を振り返ってみると、漆を使った痕跡は縄文時代まで遡ることができます。上野東京国立博物館で開催されていた縄文展に出品されていたことからもそのことが分かります。

連綿と続く時間の中で 継ぎもの が一つの芸術文化として花開くのは茶の湯が大きく影響した室町時代以降となります。元々は割れたり欠けたりしたものを継いで再び使えるようにという勿体ないの精神からだったのでしょう。時代の変化に伴い、直しの一面だけでなく、新たなる美の形成という側面も日本人の心の中に生まれました。

多くの場合専門家に直しを依頼するのですが、今展では陶磁制作した当人に直しを依頼しています。制作から直しまで一人の作家に依頼することで通念のある作品として昇華させることができたように思えます。これもひとえに平松壯が自らの作品に陶胎漆器(陶磁器に漆を塗って仕上げたもの)を持ち合わせていたからに他なりません。

幾人かのお客様から、継ぎものは所謂B級品なのでは。そこに作品として価格をつけるのはどうかとの声もありました。その都度説明させていただいたのですが私の拙い説明で伝わりましたでしょうか。

割れや欠けのある器は、陶磁制作の過程で生まれた偶然の産物であり欠陥品なのかも知れません。処分したくない何かを感じたものだけ手元に残して継ぎによる直しを入れています。そこから最終的に納得したものだけが出品されたような 継ぎもの 作品として成り得ています。

そこには一つの美意識が通っており、作家の編集者としてのモノを切り取る能力が確実に存在しているのです。私にとってのそれは作品以外の何物でもありません。

骨董・アンティークの継ぎものは市場において高額で取り引きされる場合も多くあります。現代作家作品の継ぎものは皆様の目にはどのように写りましたでしょうか。

B級品なのか、はたまた逸品なのか。この議論はいつかまた続けさせていただければと思います。

ヒト・コト・モノを継いでいく。この想いをご来店・ご視聴してくださった全ての人にと言いたいところですが、一人でも多くの人に届けられていれば幸いです。

お持ち帰りになられました器が、皆様の手のひらの中で新たなる時間を継いでいただけることを願いながら結びの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

平松壯 陶展 - 後記 -_f0351305_17495304.jpeg

平松壯 陶展 - 継ぎもの -

会 期:2019年11月30日(土)-12月8日(日)
時 間:11:00〜18:00
休 廊:5日(木) / 最終日 17:00まで
在 廊:11月30日(土)
12月1日(日)、7日(土)、8日(日)

平松壯 陶展 - 後記 -_f0351305_17501222.jpeg

高尾の山麓の一軒長屋。

土を練り、轆轤を挽き、折に触れては切る鎧戸(シャッター)の音が聴こえてくる。

平松壯は陶芸家であり写真家である。


ファインダー越しに覗いた過去・現在・未来を一つ一つ丁寧に焼いてきた。気取らぬ人柄から生まれてくる飾らぬ食の器たち。


今展では、その隅に埋もれていた 継ぎもの にも焦点を当てている。破損した陶磁器を漆などで継ぐそれである。


迎える年の瀬、酒音を重ねた継盃はほんの少しだけ愁いを取り戻す。


写真:平松壯









# by waninogena2 | 2019-12-09 17:21 | 展示 | Comments(0)

平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -

最終日もなんだかんだで19時過ぎまでOPENしてました。皆様の熱量に支えられて平松壯さんもご機嫌で閉幕させて頂けたことに感謝しております。

このあとの後記で展示を振り返ってみたいと思います。
平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14083254.jpeg
平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14084385.jpeg
sold out
平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14085333.jpeg
平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14090287.jpeg

デンマークからのお客様に始まり、リピート、駆け込み、平松壯さん周辺のお客様、遠くは青森からと慌ただしくも楽しい土曜日でした。

急遽、日本酒BAR 箒星をOPENさせて、20時にCLOSEするまでてんやわんやの賑わいに。

平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14113771.jpeg
平松壯 陶展 6 - 継ぎもの -_f0351305_14114497.jpeg








# by waninogena2 | 2019-12-09 14:07 | 展示 | Comments(0)

平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -

展示明けの1日はどこかやり切った気怠さに包まれています。文章をポチポチしながら綴っていく時間は頭の整理にもなるので嫌いでないです。フワリとした不確かな時間が流れているようでもあります。
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13544242.jpeg
酒器にも花器にも使えるように、高台周りにしっかりと重さが入っています。酒器として使う場合、口縁の広めのものが良さそうです。

平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13545245.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13551513.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13552936.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13555306.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13560635.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13561992.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13563060.jpeg

若かりし頃は、写真家として得た収入を骨董に注ぎ込んでいたそうです。咀嚼して生まれた形はどこか懐かしく、それでいて凛とした空気を纏っています。

平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13591584.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13592758.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13594354.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_13595584.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_14000458.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_14001732.jpeg
平松壯 陶展 5 - 継ぎもの -_f0351305_14002690.jpeg








# by waninogena2 | 2019-12-09 13:47 | 展示 | Comments(0)

平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -

心地好い天候に背中を押されたのか、上も下もバタバタの1日でした。

明日はいよいよ、この冬最強の寒波が東京にも南下してくるそうです。ご来店まではぬくぬくの格好で、ご来店後は美味しい日本酒で体温を上げて乗り切りましょう。
平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18423730.jpeg
現在開催中の平松壯さんの個展は、いよいよ8日にちにクライマックスを迎えます。それに合わせて、ご近所の人気酒店「リカーズのだや」セレクトの日本酒を追加しました。

師走に一献傾けながら、お気に入りのぐいのみを選んでみては如何でしょう。

美しい写真と共に、継ぎもの・新作の青灰・陶胎漆器などの作品が枯れた空間に潤いを与えるが如く並んでおります。

平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18425130.jpeg
平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18460143.jpeg
石井醤油店 醤油蔵 2002 / 岡山 矢掛町
平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18430256.jpeg
平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18431198.jpeg
平松壯 陶展 4 - 継ぎもの -_f0351305_18510236.jpeg
犬と猫 1982 / Spain Ronda

異なる胎土に同じ釉薬を掛けて。
異なる種が同じ方角を見つめて。








# by waninogena2 | 2019-12-06 18:41 | 展示 | Comments(0)


文京区千駄木にある現代作家のうつわのギャラリー 箒星+g のブログ。目に、手のひらに、そして気持ちに。日々の生活の中にある心地好いモノ達。


by houkivoshi

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
うつわ
旅行と散歩
オブジェ
展示
展示
うつわ
旅行と散歩
未分類

以前の記事

2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月

お気に入りブログ

最新のコメント

モリスゾイさんでたどりつ..
by おかのむぎ at 11:48

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

すずきたもつ 陶展 - 後記 -
at 2019-12-29 19:26
すずきたもつ 陶展 3 - ..
at 2019-12-20 16:05
すずきたもつ 陶展 2 - ..
at 2019-12-18 14:51
すずきたもつ陶展 1 - 僕..
at 2019-12-17 15:50
すずきたもつ 陶展 - 前記 -
at 2019-12-11 09:41

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

陶芸
アート・デザイン

画像一覧